「自分の家」は ほんとうは
ただごとでないところ
今月のお寺のカレンダーに載ってましたね。
自分の家だから住めるのは当たり前じゃないかと思われるかもしれませんが、ウクライナで起きている報道を見ていると、安心して眠ることができる空間があること自体、当たり前ではなく、ただごとでないと思うのです。
外国だけではなく、日本でも、自分の家が安心して過ごせない人もいます。東日本大震災の爪痕は深く、自分の家に帰れない人が、まだまだたくさんおられます。私自身、ただごとでないことを当然のように過ごしている傲慢さに気づかされた思いでいます。
境内を掃除していると、紫陽花の花が濃くなっていました。小さないのちにも気がつきました。
夜になって外に出てみると、本堂の真上にあるお月様がとても綺麗でした。明日もいいお天気になりそうですね。合掌 釋尼妙由