先日、坊守会の学習会として、初めて社会見学に行きました。 この地域のお寺の御門徒さんで、特徴的なのこぎり屋根の機屋さんを営んでみえる方は、以前より少くなりました。私は、たくさんの御門徒さんから色んなお話を伺っているけれども、実際に現場を見ていないなぁと思い、最近メディアで取り上げられた木玉毛織さんにお願いし、坊守さん達と見学させていただきました🙏

暑い仕事場では繊細な仕事をされていて長年の経験からでしかできない手仕事ばかりでした。社長さんのお話の中で、職人さんの高齢化問題やこの機械が壊れたらお手上げなど、貴重なお話が伺えました🙏

私が一番驚いたのは、日本一の毛織物ができるには良質な水が必要なのだということ😳 ここの毛織物は、木曽川が近くに流れるこの尾州という土地から得られた産物なのだと思いました。

私が嫁いだ当時は、朝から夕方まで、のこぎり屋根からガチャンガチャンと音が鳴っている風景がたくさんありました。でも、今は分譲住宅が建ち並んでいます。時代の流れとともに景色が変わっていきますが、この地域の子ども達には語り継いでいきたいですね🙏釋尼妙由